ファイトクラブ
1999年公開。原題Fight Club
監督デビッド・フィンチャー。
原作チャック・パラニューク。
出演者エドワート・ノートン、ブラッド・ピット、ヘレナ・ボナム=カーター、ミート・ローフ他。
物語は、「僕(I)」の視点で進行する。「僕」(エドワード・ノートン)は、自動車会社に勤務し、
全米を飛び回りながら、リコールの調査をしている平凡な会社員である。
高級コンドミニアムに、イケアのデザイン家具、職人手作りの食器、
カルバン・クラインやアルマーニの高級ブランド衣類などを強迫観念に駆られるように買い揃え、
雑誌に出てくるような完璧な生活空間を実現させ、物質的には何不自由ない生活を送っていた。
一方で、僕の精神の方は一向に落ち着かず、不眠症という大きな悩みがあった。
そんなある日、出張中に自宅のコンドミニアムで爆発事故が起こり、
買い揃えた家具もブランド衣服もすべてを失ってしまう。
家の無くなった僕は、出張途中の機内で知り合った石鹸の行商人タイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)に
救いの手を求めた。バーで待ちあわせたタイラーは、僕とは正反対の性格で、
ユーモアあふれる危険な男だった。
タイラーは、バーを出た後、駐車場で僕にある頼みをする。
「力いっぱい俺を殴ってくれ」。そして、僕と彼は、ふざけ合いながらも本気の殴り合いを始める・・・。