リーアムニーソン(Liam Neeson)
1952年北アイルランド生まれ。ニューヨーク在住。
1993年公開のスティーヴン・スピルバーグ監督映画『シンドラーのリスト』で
オスカー・シンドラーを演じてアカデミー主演男優賞にノミネートされた。
また、同年には『アンナ・クリスティ』でブロードウェイデビューを果たし、
トニー賞にノミネートされる。
1996年公開の『マイケル・コリンズ』でマイケル・コリンズを演じてヴェネツィア国際映画祭 男優賞を受賞。
1999年にこれまでの功績が称えられ、イギリス王室よりOBEが授与された。
主な出演映画。
1993年シンドラーのリスト(Schindler's List)
1996年マイケルコリンズ(Michael Collins)
1999年スターウオーズエピソード1/ファントム・メナス(Star Wars Episode I: The Phantom Menace)
2005年キングダム・オブ・ヘブン(Kingdom of Heaven)
2005年バットマン・ビギンズ(Batman Begins)
2005年ナルシア国物語シリーズ(The Chronicles of Narnia)
2008年96時間シリーズ(Taken)
2016年沈黙ーサイレンスー(Silence)
12モンキーズ
ブラッド・ピット(Brad Pitt)
1994年はピットのキャリアの大きなターニングポイントとなった。
映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』では吸血鬼のルイス・デ・ポアント・ドゥ・ラック(英語版)
を演じ、トム・クルーズ、キルスティン・ダンスト、クリスチャン・スレーター、アントニオ・バンデラス
と共にアンサンブルキャストの一人を務めた。
同作によりMTVムービー・アワードで2部門を受賞した。
1995年、犯罪スリラー映画『セブン』で連続殺人鬼(ケヴィン・スペイシー)を追う刑事を演じ、
モーガン・フリーマンやグウィネス・パルトローと共演した。
『セブン』の成功の後、テリー・ギリアムのSF映画『12モンキーズ』に出演。
作品の評価とともにピットの演技も好評を得て、本作でゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞、
アカデミー賞助演男優賞にも初めてノミネートされた。
主な出演映画
1994年。インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(Interview With The Vampire :The Vampire Cronicles)
1995年セブン(Seven)
1995年12モンキーズ(Twelve Monkeys)
1999年ファイト・クラブ(Fight Club)
2001年~オーシャンズシリーズ(Ocean's Eleven)
2004年トロイ(Troy)
2005年Mr&Mrsスミス(Mr. And Mrs. Smith)
2006年バベル(Babel)
2008年ベンジャミン・バトン数奇な人生(The Curious Case of Benjamin Button)
2009年イングロリアス・バスターズ(Inglourious Basterds)
2011年マネー・ボール(Moneyball)
2013年ワールド・ウオーZ(World War Z)
2014年フユーリー(Fury)
ファイトクラブ
1999年公開。原題Fight Club
監督デビッド・フィンチャー。
原作チャック・パラニューク。
出演者エドワート・ノートン、ブラッド・ピット、ヘレナ・ボナム=カーター、ミート・ローフ他。
物語は、「僕(I)」の視点で進行する。「僕」(エドワード・ノートン)は、自動車会社に勤務し、
全米を飛び回りながら、リコールの調査をしている平凡な会社員である。
高級コンドミニアムに、イケアのデザイン家具、職人手作りの食器、
カルバン・クラインやアルマーニの高級ブランド衣類などを強迫観念に駆られるように買い揃え、
雑誌に出てくるような完璧な生活空間を実現させ、物質的には何不自由ない生活を送っていた。
一方で、僕の精神の方は一向に落ち着かず、不眠症という大きな悩みがあった。
そんなある日、出張中に自宅のコンドミニアムで爆発事故が起こり、
買い揃えた家具もブランド衣服もすべてを失ってしまう。
家の無くなった僕は、出張途中の機内で知り合った石鹸の行商人タイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)に
救いの手を求めた。バーで待ちあわせたタイラーは、僕とは正反対の性格で、
ユーモアあふれる危険な男だった。
タイラーは、バーを出た後、駐車場で僕にある頼みをする。
「力いっぱい俺を殴ってくれ」。そして、僕と彼は、ふざけ合いながらも本気の殴り合いを始める・・・。
タイタニック
1997年公開。原題Titanic。
監督、脚本、制作ジェームス・キャメロン。
出演者レオナルド・デイカプリオ、ケイト・ウィンスレット、ビリー・ゼイン、デヴィッド・ワーナー、フランシス・フィッシャー他。
タイタニック号が沈没してから84年後の1996年。
トレジャー・ハンターのブロック・ロベットらはタイタニックと共に沈んだとされる
最高峰のダイアモンド・「碧洋のハート」の在り処を探るべく、
そして、上流階級女性が搭乗していたと思われる1等客室の部屋から一つの金庫を発見する。
歓喜に包まれる調査団は金庫をこじ開けたものの、中にあったのは彼らが探していた宝石ではなく、古ぼけた紙切れだった・・・。
ロッキー
1976年公開。原題Rocky
監督ジョン・G・アヴィルドセン。
出演者シルヴェスター・スタローン、タリア・シャイア、パート・ヤング、パージェス・メレデイス、カール・ウェザース他。
第49回アカデミー賞作品賞ならびに第34回ゴールデングローブ賞ドラマ作品賞受賞作品。
その後の物語を描く続編が製作されており、『ロッキー2』、『ロッキー3』、『ロッキー4/炎の友情』、
『ロッキー5/最後のドラマ』、『ロッキー・ザ・ファイナル』とシリーズ化された。
フィラデルフィアに暮らす「三流」ボクサーロッキー・バルボア(シルヴェスター・スタローン)
は本業のボクシングによる賞金だけでは生活していくことができず、
知人である高利貸しの取立人を請け負いながら日銭を稼ぐというヤクザ気質な生活を送っていた。
素質はあるのにこれといった努力もせず、所属するボクシングジムのトレーナーである
ミッキー(バージェス・メレディス)からもその落ちぶれた様に愛想を尽かされ追い出されてしまう・・・。
ランボー
1982年公開。原題First Blood。
監督テッド・コッチェフ。
脚本マイケル・コゾル、ウイリアム・サックハイム、シルベスター・スタローン。
原作デヴィッド・マレル。
出演者シルベスター・スタローン、リチャード・クレンナ、ブライアン・デネヒー、ビル・マッキニー他。
『ランボー』シリーズの第1作である。
ディヴィッド・マレルの処女出版小説『一人だけの軍隊』の映画化作品であり、
社会から孤立したベトナム帰還兵ランボーと、たまたま街を訪れた流れ者というだけで
ランボーを排除しようとした保安官との戦いを通して、「ベトナム戦争によって負ったアメリカの傷」が描かれている。
1981年12月のワシントン州。ベトナム帰還兵ジョン・ランボー(シルベスター・スタローン)
は、ベトナム時代の戦友を訪ねて山間の田舎町を訪れる。
しかし戦友は、戦争で浴びた化学兵器の後遺症で癌を患い、既にこの世を去っていた。
戦友宅を辞去し、食事をとるため街へ入ったランボーに、保安官ティーズル(ブライアン・デネヒー)
が声を掛ける。
ティーズルはランボーがトラブルを起こしそうな身なりや顔つきだと判断し、
偏見から街を出ていけと高圧的な態度で告げ、ランボーをパトカーに乗せて
市街地の外れへと追い出す。
それでも来た道を戻り街へ入ろうとするランボーを、ティーズルは浮浪罪とサバイバルナイフ所持で逮捕し
保安官事務所へと連行する・・・